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【MTG】『機械兵団の進軍』で鏡割りの寓話を探す【レビュー】

はじめに

すべてのカードセットレビューは、後で見直すためにある。
4月21日発売(デジタルでは4月18日発売)の新セット『機械兵団の進軍』の全カードが公開された。

↓カードリストはこちら↓

magic.wizards.com

 

この記事では『機械兵団の進軍』のカードを、MTGアリーナ目線で強そうなカードや気になったカードを一部抜粋しながら、未来の《鏡割りの寓話》を探す。予想を外したら笑ってほしい。

前回の記事では色ごとにレビューをしていたが、私生活が忙しいため、今回は5枚のカードをピックアップしてレビューしていく。

今回は各カードを、パワー・隠れ度・価格度という3つの評価の観点で評価する。
パワーはそのカードの強さであり、これを1から5の値で評価を行う。数字が大きいほど強いカードであると予想したことを表す。
隠れ度はそのカードがプレビュー段階でどれだけ注目されていなかったかを表す。これも1から5の値で評価付けをして、数字が大きいほど隠密していたことを表す。
価格度はそのカードをデッキに入れるのにかかる費用を表す。これは稀少度とそのカードをデッキに入れるべき枚数から決まる尺度である。これもやはり1から5の値で評価付けをして、数字が大きいほど値段も高い。
これらの評価が高いほど、《鏡割りの寓話》になる可能性が高いと言える。

 

では、注目カードをチェックしていこう。

 

期待のカード

《溜め込む親玉》

召集を持つ8マナドラゴン。
ETBでカード1枚をライブラリーから追放して、追放している間はプレイを許可する能力と、追放領域から唱える呪文に召集を与える常在型能力を持っているため、戦場に出れば実質手札が1枚増える。しかも1枚なんでも持ってこれるため、場面に応じて柔軟に対応できるし、コンボも使いやすい。あとは召集のタネを用意する方法にかかっている。私は特に考えていない。

パワー:4
隠れ度:4
価格度:5

 

《梁町の殴り棒》

対戦相手かバトルを殴ると宝物が出るようになる装備品。
《金脈のつるはし》のように宝物を生成する装備品だが、あちらより1マナ軽く、《盗み癖》のように威迫を得るため、攻撃を通しやすい。装備コストは2マナであるため、《耐え忍ぶカー、ケンバ》などで装備しよう。

パワー:3
隠れ度:5
価格度:1

 

《エラントとジアーダ》

ニューカペナのタッグ。瞬速と飛行を持ち、瞬速と飛行限定の《未来予知》能力を持つ伝説のクリーチャー。
フラッシュデッキの中核となりそうなカード。同セットで登場する《フェアリーの黒幕》とともに、フラッシュデッキをスタンダードで成立させられそう。フラッシュはスタンダードの重めのミッドレンジデッキに強いので期待大。
ところで、エラントと父親アンヘロなぜ種族が違うのだろうか。

パワー:5
隠れ度:4
価格度:4

 

《クロクサとクノロス》

テーロスのタッグ。タイタンサイクルと同じ誘発条件でクリーチャー1体を脱出させる伝説のクリーチャー。
すでに《狂気の祭壇》との怪しいコンボも見つかっているのだが、普通に使ってもとても強いように見える。これ自体がリアニメイト先として強くありながら、リアニメイト手段でもあるのだ。リアニメイトするのに墓地にカード5枚は必要だが、1回誘発させられるだけでも十分強いはず。キーワード能力も3つ持っていて良い。やはり多色はこうでなくてはと思わせるくらい詰め込んでいる。ついでに、3色なので《五者会談》デッキに入るのが良い。

パワー:5
隠れ度:3
価格度:5

 

《エルガモンへの侵攻》

ETBでルーティングをしながら宝物を生成するバトル。
小さくなった《大勝ち》であり、宝物もドローも数が少ないが2マナで唱えられる。2ターン目にこれを撃って墓地にカードを落としてから、3ターン目に《ミジックスの熟達》などの墓地利用カードを唱えるのが捗りそう。あと効果が《鏡割りの寓話》っぽい。
守備値は5と大きいが、裏返るとETBで手札1枚を引き換えに土地かバトルをサーチできるサイになるのも、カードプールが増えるほど強くなるので悪くない。

パワー:3
隠れ度:5
価格度:2

 

おわりに

せっかくプレインズウォーカー以来の(デッキに入る)新カード・タイプが登場したのに、1枚しか挙げてないのはもったいなかったが、いかんせんプレビューでの注目度の高いカードが多かったので挙げづらかった。《カルドハイムへの侵攻》の裏面はかなり派手で良い。

召集のカードは実際どれくらいやれるのだろうか。私はスタンダードでまだ使ったことが無い能力なので、強めに見積もっていた。《回路の完成》も意外とやりそう。

以上、皆さんも是非発売前に強いカードを予想して「私は最初から寓話だと思ってた」と自慢しよう。